私がアイツに恋する時。




「んー今まで長袖だったからわかんなかったんだなー。いつだろ。」


うーん、と秋穂は首をかしげる。

ほんとに幼なじみなんだね。この2人。

秋穂が中林のお母さんに見える。



「僚太、そのキズどうしたの?」



男子同士で盛り上がってる中に気にせずに秋穂は入っていった。

それで中林に聞いてる。



「ああ、これ?これはさ……。」



ふと…中林と目が合う私。



「あ…いや、なんでもない。」



私を見るなりキズの部分を隠すように腕を手で覆った。


………。

もしかして……私を助けてくれたときの?