「じゃあね。ありがと。」
結局秋穂の家を出たのは夜8時過ぎ。
明日はテスト。
早く帰らないと……。
………。
どうして…秋穂は急に中林が優しい奴だって言い出したんだろ。
あんなに近づくな。
話さない方がいいって言ってたのに……。
んー。
わかんない。
って…もう中林の話はいいよ。
どうしてアイツのことなんて……。
ゴメン、友哉。
忘れたわけじゃないの。
もっともっと友哉のこと考えて想っていたいのに…それ以上にいろんなことがありすぎて───
頭がおかしくなっちゃいそう。
助けてよ……友哉。
私…どうすれば……。
今……何をしたらいいと思う?


