「と……友哉?」 「………。」 目…閉じてる。 ウソ……だよね? 現実じゃないよね? 「友哉!」 やだ……やだ……。 私のせいで……。 ダメ。 ダメだよ……。 「救急車来たぞ!」 救急車のサイレンが鳴り響く。 頭もズキズキしてきた。 「そこ、開けてください!」 「友哉っ!」 ………。 このとき覚えてるのはここまでだった。 無意識のうちに記憶を消しているんだと思う。 気がついたら私は病院のベッドで一生目をさまさなくなった友哉をただ呆然と見つめていた。