その日、私は部屋から出ず

親に相当な心配をかけた。

優はざっと、今日の出来事を親に説明してくれた。

こんなときまで、優の存在は大きいのだろう。

私は心のどこかで思ってた。

お試しなんか もうないって……。

親も隆夜君の存在をそれとなく知っていた。

振られたときでさえ、心配をかけたというのに……。

今回はどうなるんだろう?