【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!


.





.


夏希くんが手伝ってくれたおかげで、玉ねぎもすぐに切り終わった。



あとはこれでカレーを作るだけ。



「ありがとね。助かった」



「…いや、大したことしてねぇから。

そんじゃこれハルたちのとこ持ってくか」



そう言って夏希くんが野菜の入ったザルを抱える。



「うん」



するとそこに大きな声が聞こえた。



「すずちゃーん!これっ!

って、あーっ!夏希お前ここにいたんか!」



誰かと思えばハルくん。



なぜか手にプチトマトのパックを持っている。



「…うるせぇな、お前は。

声でけーよ」



「あーわりぃわりぃ」



「…ハルくん。どうしたの?」



私が問いかけると、彼はそのパックを私に手渡して。



「なんかこれカレーに添えるらしいからヘタとって洗っといてくんねーかな?」



「あ、うん」



すると横から夏希くんが、



「…プチトマト?

普通添えるの福神漬けじゃね?」