たぶん、私のこと花鈴と間違えたんだろう。 今日も同じ髪型してるし… 「は…はるき、くん?」 私がそう答えるとぱっと手が離れる。 そしてあれっ?という顔で彼はこちらを見た。 「正解〜!って…、あれ? もしかして…」 「ごめん…私鈴菜です…」 …やっぱり。なんだか申し訳ない。 「だーっ!ごめんっ!間違えた!! すげぇ似てるもんだからつい…、」 「あっ、いいのいいの!ごめんね私で…」 「そんなことねぇよ!俺こそごめんな! すっげー今馴れ馴れしかったよな」