思わず問いかけてみる。 だって、この前の体育の時は前髪が邪魔でピンで留めてたのが、今日見たらなぜか少しさっぱりしてる。 すると夏希くん、少し顔を赤らめて。 「そこ…突っ込むんじゃねぇ」 「あ…ごめ…」 「ハルに切られたんだよ。 変だろ」 わ、本当に春輝くん、切ったんだ…。 「そ、そんなことないよ…!カッコいいよっ!」 だけど私がそう言ったら、夏希くんはますます顔を赤くして… 前髪を片手で押さえる。 「……っ、 あんま、見んな…」