…ひゃあぁっ、誤解されてしまった。 「ちっ、違うよ…!そういう意味じゃなくて、ただ…目が合ったからなんか、恥ずかしくて…」 「は?」 うわーっ、なに言ってんだろう。 やだやだ…、 「ち、ちがうっ、なんでもないっ…!」 久しぶりにまともに話したのでまた挙動不審になる。 だけどその時ふと彼を見上げたら、あることに気がついた。 「…あっ、」 彼の前髪の変化に。 「…も、もしかして…… 夏希くん、前髪切った?」