あいつらはそっくりだけど、よく見ると全然違う。 顔が違うとか、化粧とか色々違うところはたくさんあるけど、とにかく身にまとうオーラみたいなものが全然違って。 俺はいつもそれを、鈴菜か、そうじゃないか、そんなふうに見分けてた。 鈴菜のことはなぜか一瞬でわかる。 出会った時からそうだった。 思えばきっと、最初から俺はあいつの何かに惹きつけられていたんだと思う。 気が付いたらいつも、俺の目には鈴菜が映ってた。 そう。鈴菜しか見えてなかったーー。