【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!


それって、まさか…。



「一瞬はぁ?って思ってキレてやろうかと思ったんだけどさ、このみちゃんの名前出てくるのおかしいよねって思って。

とりあえずムカつくから睨み返してやったらあいつ、なんか『あ、ヤバい!』みたいな顔して逃げたんだよね」



ウソ…。



「これってあれだよね?

私のこと鈴菜と勘違いしたんだよね?」



「……」



そうだ。たぶんそのとおり。



篠田さんは花鈴を見て私だと勘違いして嫌味を言ったんだ。


今日は同じような髪型してたから。



「もしかして鈴菜、あの子に何か言われてるの?」



そう問い詰められて、さすがにもう隠すことができなかった。




「うっ……じ、実は…ちょっとだけ…」



「ウソ。なんで言ってくれなかったの?」



「だって……ごめん…」



花鈴にまで迷惑かけたくなかった。


心配かけたくなかった。



それに言われても仕方ないと思ってた。



「夏希には言ったの?」



そう言われて胸がズキッと痛む。



「ううん…」



「言ったほうがいいよ。なんなのアレ。超陰険じゃん」