そのまま急いで教室に駆けこんだら、クラスの何人かが私を見て不思議そうな顔をしていたけれど、気にしていられなかった。
さっきの作業の続きでもやろう…。
看板の色塗りの場所へと戻る。
だけどそれはいつのまにか終わっていて、今ちょうど乾かしているところみたいだった。
あ、やることなくなっちゃった…。
するとそんな私の肩を横から誰かがポンと叩いて。
「……大丈夫?」
振り返ると、その声は星野くんだった。
「あ……」
「なんかあった?」
「え……ううん、べつに…」
「はは、ウソだぁ。顔に出てるぜ?」
「…うそっ!」
ダメだ。彼にはお見通しみたい。
私が慌てて顔を隠すと、星野くんは私の頭にポンと大きな手を乗せた。
「まあよくわかんないけど、元気出せ。きっと今だけだから」
えっ……。



