「……え?」
「待てよ。あのさ、明日なんだけど、放課後……」
何か言おうとするナツくん。
でも私は今頭の中がぐちゃぐちゃで、これ以上ナツくんの目の前にいるのが耐えられなかった。
こんな顔、見られたくない。
早く立ち去りたい…。
「ご、ごめんね、私ちょっと、急いでるから…」
「えっ?」
「またあとで…っ!」
だから、強めにナツくんの手を振り払って、そのまま教室へと走り去ってしまった。
ドキドキドキドキ…。
心臓が嫌な音を鳴らし続ける。
悲しくて、むなしくて…胸が苦しかった。
今の、絶対ヘンに思われたよね。
だけどもうどうしようもない。
気持ちの整理がつかない。
ナツくんの顔をまともに見れないよ…。



