その言葉に、軽く心臓を打ち抜かれた気がした。 早く繋ぎたかっただなんて、なんでそんなに嬉しいことをサラッと言ってくれるんだろう…。 ナツくんって本当にストレートだ。 私そのうち身がもたなくなるんじゃないかって心配だよ…。 だけど、私があまりにも顔を赤くしてたせいか、 「でも鈴菜が見られたくないならやめとくけど」 えっ…! 急に手を離そうとして。 私はその瞬間慌ててぎゅっと手を握り返した。 「あっ…、だ、だめっ…!」 「え?」 「わっ、私も……っ、繋ぎたかったから…。 離さないで……」