急にためらいだした私を見てカイトくんはバカにしたように笑う。
「花鈴ちゃんって意外と真面目?
もっと軽いノリでOKしてくれると思ったんだけどなー。
まぁいいや、あんま深く考えないでよ。
とりあえずもうここまで来たんだからお茶くらいしてけばいいじゃん」
「え、やだ、ちょっと待ってよ…」
そして繋いでた手をぐっと自分のほうへ引き寄せて、今度は肩に手を回して。
「何だよ急につれねぇなー。
どうせ普段からけっこー遊んでんだろ?
急にビビってんじゃねーよほら」
無理矢理連れて行こうとするもんだから、急に怖くなってきた。
「やっ…、嫌だから!
はなしてよっ!
私そーいうつもりじゃないし!」
「嘘つけ。そーいうつもりだったくせに」
なんなのこいつ…!
私のことどれだけ軽いと思ってるわけ?
今さらながらこんな男についてきたことを後悔する。
だけど、もう遅いみたいだった。
「嫌だってばっ…!」
必死で逃げようとしたけど、腕を強く掴まれて、そのままグイグイと引っぱられる。
ウソ、やばいかも、どうしよ……。



