初めてそんな大声で怒鳴られて、思わずぎゅっと目をつぶってしまった。
……どうしよう。
ナツくんすごく怒ってる……。
当たり前だよね。
何も言わずに勝手に合コンなんて参加したうえに、しまいには襲われかけて。
今だってハルくんに助けてもらわなかったら私、キスされてたかもしれない。
最低なのは私だ。
「ご、ごめんなさい……っ」
だからこみあげてくる涙を必死にこらえながら謝った。
泣くなんて、ずるい。
私が悪いんだから。
ナツくんに嫌われたって仕方ないようなことをしたのに。
だけど、次の瞬間……
――グイッ、
なぜかいきなり体ごと引き寄せられて。
気が付いたら私は、ナツくんの腕の中にいた。
えっ……?
一瞬わけがわからなかった。
どうして……。
ナツくんはそのまま私を力いっぱい抱きしめると、かすれた声でつぶやく。
「……あーもう。なんでお前はいつも……」



