【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!


…どきん。



思わぬ彼の行動に心臓が飛び跳ねる。



どうやら夏希くんは、私が思っていた以上にいい人みたいだ。



「…あっ、いいよ!私がさすよ!」



「なんでだよ。お前の身長じゃさせねーだろ。

っつーか俺が借りてんだからいいの」



「あ…うん……」



優しい…。



こんなところ誰かに見られたらどうしようかと思った。



相合傘なんて、花鈴に知られたら怒られちゃうかな。



「あの…っ、よかったらタオル…」


「あぁ、どーも…」



傘をさしてもらった代わりに、濡れてる彼の肩をタオルで拭いてあげる。



すると彼は不思議そうな顔で私をじっと見た。



「お前ら同じ顔してんのにほんと別人みてーだな」