「…よいしょ、」
大きめの水色のジャンプ傘を開く。
花鈴と色違いでお揃いの傘。
あまり雨が強くならないうちに駅までたどり着きたかった。
だけど…、
あれ…?
歩いているとふと前方に見覚えのある人影を発見。
背が高くて、うちの制服を着ていて。
だけどその人はこの雨の中、傘もささずにカバンを頭に乗せて早歩きで歩いていた。
おかげで肩が濡れちゃってる。
…うそ、夏希くん!?
私はそれを見たとたん、思わず走り出してしまった。
そして追いつくとすぐに彼の頭に傘をさして…
「あ、あの…っ、入りますか?」
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