【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!


……あれ?



やっぱり信じてない…?



だけどそれより何より、はじめて彼が笑ったことに私はびっくりだった。



いつもクールで無愛想なのに。



夏希くんもこんなふうに笑うんだ。




「あ…いや、お人好しとかじゃないです…。

ギブアンドテイクっていうか、困った時は助け合いってだけで…、」



「へーぇ、なるほどな。

今の見ててよーくわかったわ。

一卵性って便利なんだな」



「え…」



「まぁせいぜいバレないように気ぃつけろよ」



そして、そう言い残すと背を向けて去っていった。



「……」



なんだか足が動かない。



思いがけない展開に放心状態になってしまう。




だけど私は、はじめて私を私だと気付いてくれたことが、なんだか妙に嬉しかった。



夏希くんは、私たちを見分けられるのかな…?



そんな人初めて出会ったかも…。



ツインテールをほどいて、髪を元に戻す。



そして少しクセのついた髪を手ぐしでとかすと、カバンを持って私は下駄箱に向かった。