「わーい!

とうとう夏休みだぁ〜!」



「早く学校終われ〜」



学校は明日が終業式で、そしたらもう夏休み。



朝から教室は賑やかでガヤガヤしてる。



だけど私はそれどころじゃなくて、ナツくんと顔を合わせるのがこわくてドキドキしっぱなしだった。



どんな顔して会えばいいんだろう…。



だってキ…キスしちゃったわけだし…



って、わぁぁ〜!思い出したらまた恥ずかしくなってきた…。



そんな時教室のドアから誰かが入ってきて…

途端に騒がしくなった。



「キャーッ!!ウソ〜!?」



「おはよー花鈴!!」



「うわっ、ハル!お前いつの間に!?」