そしてなぜか直接私に聞いてくるナツくん。



「あ…、う…うん!

行くっ」



急にまた話しかけられて、顔がかぁっと熱くなった。



なんで私に聞くのかな…?



「よし!

それじゃ夏祭り楽しみにテスト頑張るか!」



「だね!

でもぶっちゃけハルが一番テストヤバいよね」



「…ぐっ、それを言うなって」



「あはは!」



花鈴たちが盛り上がってる横で一人顔を赤くしながら考える。



…四人で夏祭り。


ナツくんも一緒に。



うわぁ、本当に行くんだ。


どうしよう…。



思わず行くって即答しちゃったけど、やっぱりドキドキしてしまう。



するとナツくんが急に私の頭にポン、と手を置いて…



「お前も、浴衣着て来いよ」



…えっ!