【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!


ーーグイッ!



急にどこからか手があらわれて、速水くんの腕を掴み、



「離せよ」



低い呟きと共に、私の体から彼を思いきり引き離した。



「…おわっ!なんだてめぇ、」



驚いた速水くんが振り返る。



するとその背後には、怒りを含んだ表情で彼を睨みつける、あのナツくんの姿があった。



うそ……ナツくん…。


なんで…、



「なにやってんだよお前。

しかもこいつ花鈴じゃねぇし」



「…へっ!?」



ナツくんがそう言うと、たまげたように目を丸くする速水くん。



そして私の顔を再び確認するかのように見た。



「え…じゃあこいつは、もう片方の…?」