「好きです。
付き合ってください。」
そう言ってあたしの前で頭を下げてくれる男の子。
「ごめんなさい。
今は誰とも付き合う気ないの。」
その彼の告白を断るあたし、神野々皐月。
「わかりました。」
そういいあたしにペコリと軽くお辞儀をしながら校舎に戻っていく彼。
「ふぅー。」
あたしは1人誰もいない中庭で大きく息を吐いた。
「今日も振ったのかよー。もったいね」
後ろから聞こえた声。
「あんたねぇー、盗み聞きとはいい度胸ね。」
「はぁ?俺様だってなぁ、聞きたくて聞いてるわけじゃねぇーよ。
俺様が昼寝してると聞こえてくんだよ」
この俺様男。神木咲樹。
制服は着崩してるし髪の毛だって茶髪。
まだ金髪じゃないだけいいと思う。
あたしが通ってる咲良学園1の不良。
こいつとは家がお隣同士で小さいころから家族ぐるみのお付き合いが多かった。
いわゆる幼馴染みとやらだ。
だからと言って名前まで同じにしなくていいのに……。
字は違うけど読み方は一緒。
ほんとまいっちゃう。
付き合ってください。」
そう言ってあたしの前で頭を下げてくれる男の子。
「ごめんなさい。
今は誰とも付き合う気ないの。」
その彼の告白を断るあたし、神野々皐月。
「わかりました。」
そういいあたしにペコリと軽くお辞儀をしながら校舎に戻っていく彼。
「ふぅー。」
あたしは1人誰もいない中庭で大きく息を吐いた。
「今日も振ったのかよー。もったいね」
後ろから聞こえた声。
「あんたねぇー、盗み聞きとはいい度胸ね。」
「はぁ?俺様だってなぁ、聞きたくて聞いてるわけじゃねぇーよ。
俺様が昼寝してると聞こえてくんだよ」
この俺様男。神木咲樹。
制服は着崩してるし髪の毛だって茶髪。
まだ金髪じゃないだけいいと思う。
あたしが通ってる咲良学園1の不良。
こいつとは家がお隣同士で小さいころから家族ぐるみのお付き合いが多かった。
いわゆる幼馴染みとやらだ。
だからと言って名前まで同じにしなくていいのに……。
字は違うけど読み方は一緒。
ほんとまいっちゃう。

