私は門から少し離れた桜の木の下に立つ 先輩が見当たらない 「平石~」 安城君が駆けよる 「清宮蓮は?」 「見当たらない…」 「…こんな時に、しかもこんな所で悪いけど、返事してくんね?」 安城君はもう少し考えようよ… 「私には、先輩だけだから」