喜怒哀楽を失えば、人はどうなってしまうのだろう。


昔から僕はそう考えていた。


いや、昔からという言い方は少々語弊があるかもしれない。


昔といっても、僕が小学生だったの頃の話だ。


けれども20歳を迎え成人になってしまった僕にとって、それはもう昔の話だ。