「タイチさん、何をなさるおつもりですか?」 「スズランさん、ごめんね」 太一はいきなりスズランを突き飛ばした スズランは仰向けに倒れた 「え、太一何やってるの?」 喜怒哀楽の実験だよ、とオレの方を向いて言った瞬間 バチーンという大きな音がした 太一は数メートル吹き飛んだ 「仕返しです」 眉間にシワを寄せたスズランが立っていた