ヤンキー×弱虫


そう、人がいないんだ。
授業中じゃないの?って思うよね。

でも、人の気配がしないんだよ。組の娘だから少しぐらいは、わかる。


「ちょっと不気味」


ボソッと呟く。
冬牙には聞こえていたみたい。まあ、静かだから聞こえるよね。だからって…

「ブアッハハハハハ!」


笑うことないよね!

「何笑ってんの?!」

そう怒っても、目の前にいるこいつは笑ったまま。

クフッハハハ!
ヒーヒーッくくく!
あーはっはっはっ!

ブチ。


「あ」