ヤンキー×弱虫

「そうだ」


お父さんは目配せをしてくる。
私は頷く。

長い廊下を歩いて行くと、お父さんの部屋にたどり着く。

ガチャ

いつ見てもキレイな部屋だ。
黒いソファーに黒いテーブル。黒い壁紙や、黒いベッド。
何もかもが黒で。まるで暗闇の中にいるみたいだ。


「で?理由ってゆーのわ?」


さっそく本題へとはいる。

「ああ。最近波北の様子がおかしいんだ。おかしいってゆうのは少し語弊があるが…」


「ああ。そうゆうことか」


お父さんの言いたい事がわかって、納得している。



……
……
……
……
……
……
……
……って


「んなわけあるかーーーー!!」