ヤンキー×弱虫

「ねぇ!お願い」


「はぁ、ちょっとだけだぞ」


呆れた顔をして
やれやれとでも言うように両手を広げる。

その中へと、飛びついた。


「うわっ」


勢いよく跳んだから、後ろによろけるてっちゃん。


「えへへー、てっちゃんの匂い大好き」


「そうかそうか、俺もなぎの匂い大好きだぞー」