君についた10のウソ




「できた……!!」



あたしの目の前にあるのはたくさんのクッキー。


いろんな形のものを作った。


明日の梓の弟たちに誕生日にプレゼントを、と思って一番得意なレモンクッキーを作ることにしたの。



「尚くんと圭くん、喜んでくれるかな…」



ホッと息をついたのもつかの間、時計に目を移すと12の方向をさして、短針と長針が重なり合っていた。


けっこう時間かかっちゃったなぁ。


多めに作っちゃったし余りはみんなにあげよう。



尚くんと圭くんに6個ずつ。


それぞれに頭文字のNとKの形のものを入れてラッピングをする。


お誕生日おめでとうのカードも入れて。


残りはタッパに雑に入れる。



「ふぁ……」



自然とあくびが出て目をこする。


眠い……


クッキー作りで疲れたし、早く布団に入りたい。



ササッと明日の支度と寝支度をして電気を消す。


明日がいい日になりますように……



まぶたを閉じるとすぐに意識を手放した。