しかし誰もこない。


あれ?

トイレの音聞こえなかったのかな?

ま、いいことなんだけどさ。

そのあと美術室で一時になるのを待った。



「ザザッ…。1時になりました。7日目のクラスゲームを終了します。今から死体を回収しに行きます。」



これを言ってるのがお母さんなんて…。


まだ信じられないし賢斗がどうなったのかもきになる。



どうか無事でいて…。


「笹川功希、死体回収終了。」
「三浦鈴加、死体回収終了。」

「以上で回収は終了します。」


鈴加…。

好きじゃなかったけど最初会った時のことを思い出す。

最初の日はまさかこんなことになるなんて思ってなかったな…。


笹川君死んだって…だれに殺されたの?

だから私は笹川君に見つからなかったってこと?



そんなことを思いながら重いまぶたをそっと閉じた。