あなたの背中に恋してる~奥手な男子の攻略法~


絵梨が笑いだした。

「決まってるじゃない。宗佑、友芽のことずっと好きだったのよ。多分…入社した頃から…やっぱり、友芽、気づいてない」


「志賀くんが?」
いえ…だって。志賀くんって…熱っぽい視線とか、ずっと見られてるとか、普通に好意をもたれてるような、そういう態度を見せてくれたこと一度もないけど…

全然…気がつかなかった。っていうより、
あれのどこから私のこと好きだってことになるの?


「知らない?なんかの時に、志賀くんが友芽にきついこと言って泣かせてしまって、それがきっかけで、慰めてもらった早坂さんと付き合いだしだって…」


「そうだっけ、全然…覚えてない」


「その頃だ。ひどく荒れてたよ彼、珍しく潰れて…それで友芽のこと、白状したの。志賀くん俺があんなこと言わなければ、早坂さんのとこに行ったりしなかったって」


「例えそうだったとしても、4年も前だよ、絵梨」


「友芽…あいつがどうでもいいと思ってる女を半月も、自宅に置いたりすると思う?しかも、友芽の事は、自分が全部やるって、私に口を挟ませなかったし」


「絵梨…」
こんな状態でも、どこかに希望なんてあるのかな。


「さあて、どうしようかな。ね?友芽」