あなたの背中に恋してる~奥手な男子の攻略法~



その日は、会社の同期の五人と仕事帰りに飲んでいた。

私達の会社は、中堅の食品メーカーで、加工食品類、スパイス&シーズニング、スナック類を扱っている。

同期の五人とは、私と絵梨、営業の西田君、同じく営業の絵梨の彼の小野君。

それに、いつも一人でしんみり飲んでる癖に、なぜか付いてくる開発部門の志賀君。

この五人で飲むのは、珍しいことじゃなく、時々、誰かが思い出したように仲間を募って、適当に騒いで日頃のうさを晴らす。

そんなことが、定期的に続いていた。

いつも、同じ顔ぶれのメンバーで集まって、その後、二次会に行くのも、そのときの雰囲気、飲みたい気分じゃなかったら家に帰るのもありで、気軽な付き合いだった。