あなたの背中に恋してる~奥手な男子の攻略法~


私は、離ればなれになった恋人に抱きつくみたいに、志賀くんの首に腕を巻きつけた。

志賀くんが、おもいっきり迷惑そうな顔したけど、気にせずしかみついて、離れないようにした。

「なにやってんの…」
さっきより、イラつきが増してる。本当に迷惑そうにいう。

「ごめん、トラブってるの。お願い、話を合わせて…」

顔をあげると、志賀くんの頬がくっつくくらい、に私の顔がある。そのすぐ近く…本当に、至近距離に志賀くんの唇がある。

正面から抱きついたから、薄いコートの上からでも、引き締まった体を感じられる。
なんなら…ずっとこのままでもいい。
幸せ…


「こんなとこで、じゃまだ。離せ」


志賀くん…私を引きはなそうとしてる。

「ちょっと待って、本当なの。お願い。言う通りにして…じゃないと連れていかれて、そいつの部屋に連れ込まれる」私は、小声で言う。


「何でそんなことになってるの?」