あなたの背中に恋してる~奥手な男子の攻略法~

声をかけようと思って、周りを見た。
山本さんの姿がどこにも見えない。

「あれ?山本さんは?」

「早速逃げたよ。関係ない仕事しに出て行った」里奈ちゃんが教えてくれた。

「う~ん、さすがに男子トイレなんて行きたくないな」

「帰ってくるまで待ってたら?」と関口さんが言ってくれる。

「そうだね」

「直接依頼が来たの?」と関口さん。

「いいえ。電話で」

「そっか、どうする?一緒に行こうか?」

「いい。関口さんいろいろ抱えてるもんね。私、行こうかな」

里奈ちゃんと山本さんのフォロー、私が通常業務が出来なかった時の補佐、の為に関口さんにいてもらってる。



春は、色々仕事が立て込んでいるため、仕事が多い。
関口さんも、一度に仕事を頼まれるて、仕事が集中してしまっている。
やっぱり、そのくらいやってもらおう。

「もう少し待ってます」


「わかった」

結局、その後山本さんに見に行ってもらったけど、何にもなかったぞ、といって彼は、ふてくされて帰ってきた。