あなたの背中に恋してる~奥手な男子の攻略法~



「私もそう思うな。木原先輩の仕事、少し手伝ったほうがいいんじゃないですか?じゃないと、暇そうに見えますよ」
里奈ちゃんが止めを刺す。

「ありがとう。でも、私の仕事は大丈夫だから」
もともと、彼の仕事が私に回ってきたのだ。今さら戻しても、関口さんと2人でチェックのための残業になる。
それは、勘弁して欲しい。

「俺は、暇じゃない」
他の人は、もっと暇じゃないわよ…

一息ついたころ、また1件男子トイレの電球が切れてるって問い合わせが電話であった。
男の声だったけど、たまたま私が電話を取った。お昼の休憩時間が終わったら、今度は山本さんに見に行ってもらおうと思った。