「行くぞ」 「ちょ、り、陸斗くん!」 陸斗くんはあたしの手をとって歩き始めた。 あたしの手からじんわりと陸斗くんの温もりを感じる。 手なんか繋ぐの幼稚園の時以来で、あたしは恥ずかしくて俯く。 でもなんだろう。 心地いいっていうかなんというか。 安心するんだよね。