「春依、何してるの?早くごはん食べなさい」 お母さんは忙しそうに動き回りながら私のごはんをテーブルに並べている。 頭痛のせいか、ごはんを食べる為に動くのもおっくうになる。 ごはん食べなくてもいいなあ...... 「頭痛いし、ごはんいらない」 私がそう言うと、「ごはん食べれば治るから」ってわざわざソファの前に置かれたローテーブルまでごはんを運んでくれた。 食べるしかないか..... 私は起き上がって、パンをすこしかじる。