走りながら後ろを振り返ってみるけど、後ろにはもう学校は見えなかった。 それどころか、今走ってきた道は暗闇に飲み込まれたように真っ暗で、何も見えなかった。 何か変... そう思って、前を走るカイに向かって叫ぶ。 「ねえ、カイ、どこまで行くの?」