「ほら、早くしろよ!帰るぞ」 時計はもうすぐ7時を過ぎようとしている。 私たちは走って昇降口に向かった。 なんとかギリギリ時間内に校舎から出られた。 今日はどの部活もないからグラウンドのライトは全部消えている。 「真っ暗だね」 今日は地面に影がない。 「だなー、今なら何でもできそう」 「何でも?」 「してみたい?」 カイは私のあごをクイっと持ち上げて、顔を近づけてくる。