「もも、かなさんと一緒に寝る~っ」 「……んなっ、もも!お父さんと一緒に寝るんじゃなかったのか……!」 「やだーっ、かなさんがいいっ」 「きゃーっ、かわいいかわいいっ♡私もねぇ、こんなかわいい女の子欲しかったわぁ… うちは男の子2人だから……」 かなさんがぼやいた瞬間、うしろから声がした。 「だれ……?」 まだ幼くて、不安げな、男の子の声。