「ん?何してんの?…って、あ!!」



相宮が見ていたそれを隠す。



「これだめ!なんでみてるの!」



小学生のころのサッカーのスポーツ少年団のときの写真だ。



「ごめんごめん~、てか新谷君って8番だった?」



「え!わかった?!」



「うん!なんか幼いね~」



「うわ~最悪…めっちゃ背小さかったから見られたくなかったのに…」



「え~いいじゃん、かわいかったよ♫」



「は?!…相宮のほうがかわいいし…」



「ん?なに?」



「なんでもない!…べ、勉強しよ!」



「うん?」



はぁ~、あっぶな。聞こえてなくてよかった。






「だから~、ここがこうだから、こうなるの!」



「は?!じゃーこっちは?」



「そっちは…」





やっと終わった…



時計 7:22



やべ、もうこんな時間じゃん。



「じゃ帰るね!」



いやいや、何こいつ一人で帰ろうとしてんの。



「あー待って待って送るよ」



「え?!いいよ!」



「いや外もう暗いし、こっからの道わかんの?」



「そ、そーいえば…」



なんとか説得できた。女一人で返すとかありえないから