それから、仔猫はまた、誠の居る「ベンチ」の方に歩き始めた。

 それを見ていた誠は「なんだ、単なるトイレ・・」
「心配して、損したよ!」と言いながら笑った!

 でも、誠にとって、一つわかった事がありました。
 今まで誠は、猫を飼っていた経験がなかったので、猫が何処で用を足して居るのかが、全く分かりませんでした。

 それに、今まで誠は、家の中で仔猫を飼っていました。

 そして、トイレに関しては、ペットシートで仔猫は用を足していました!

 だからこそ、誠は猫が何処で用を足して居るのかが、わかった事でしょう!

 やがて、仔猫は砂場から、誠の居る「ベンチ」の所に戻って来ました。
 そして、仔猫は「只今・・・」と誠に言いました。
 でも、誠からしてみれば「ミャー」と言う、鳴き声しか分かりませんでした。