あやめも知らず


飲みかけの飲み物くらいしか、今役立つものは持っていなかった。

少し口に含み、なんとか立ち上がった。

貴重な水だから、少しずつ飲まなきゃ.....。


「にしても暗い....今は夜なのかな。」


とりあえず前に進んでみる。





そうして私は、空が明るくなるまで歩き続けた。