時代の壁を越えた愛

優「おはよー」




母「あら今日は随分と早起きね?」




優「んーちょっと目覚めちゃって」




嘘。本当は寝れなかっただけ。




でも心配させちゃうし一生懸命笑顔を作る。




父「大丈夫か優香!!」




優「ぐえっ」




どこからともなく現れたお父さんが私に突撃。




ほぼ徹夜状態にこれはつらい。




父「ほとんど寝ていないんだろう!?昨日帰ってきたときから様子がおかしかったからな!ちょくちょく様子を見に行ったらずっと起きてたからもう心配で心配で...」




母「お父さん?あなたはまた...!!」




お母さんのお説教タイムが始まったので放っておいて朝食のパンをほおばる。




お父さんのストーカー行為にはもう慣れた。




中学校の頃なんて監視カメラが部屋にあったくらい。




お母さんや私がどんなに外したり時には壊したりしたけど次の日には元通り。




さすがにお母さんもぶち切れてそれからのお父さんは私の様子がおかしい時だけ監視をするようになった。




監視カメラをつけられるよりずっとまし。