時代の壁を越えた愛

土「明日から活動が入ってくる。部活動に入ってもいいが全員生徒会と部活と勉強が両立できないって言って入っていない。



よしじゃあ説明は一通りしたし今日はもう解散だ」




やっと解放されたー!!と思ったら土方さんにつかまった。




土「花形は少し待て。話がある」




私に話はありません!!と言いたいけどそんなこと言えない。威圧感やばい。こわい。




気のせいかな?私睨まれてる気がする。




土「覚えてないお前に言っても無駄だと思うが言わせてくれ。



お前のおかげで俺達は救われた。



お前がいなくなったあとなぜか怪我や病気がすぐ治るし危機一髪で殺されなかったっていうことがたくさんあった。



他にも些細なことや大きなことだったり幸せなことがたくさん起きた。



全部お前のおかげだ。どんなに感謝してもし足りない。



でもやっぱりお前のいない日々は物足りなかった。



また出会える日をどんなに望んだかわからない。



だから役員を選ぶために名簿を見たら少し変わってたけどお前の名前があって本当に嬉しかった。



名前を見ただけなのにお前だって優凛だって自信があった。



それだけ好きなんだよお前が。



前世のことをはっきりと覚えてるやつなんて滅多にいない。



俺達だって死ぬ間際に魔法をかけなきゃ覚えていなかっただろう。



だから無理にとは言わない。だが思い出して欲しい。



思い出せないなら俺はまたお前を惚れさせる。どれだけかかってもいい。ずっと待ってる。



俺達がお前に感謝してるっていうことと俺はお前に惚れているってことを覚えておいてほしい。



...引き止めて悪かったな。気をつけて帰れ。あと鍵閉めるから早くでろ」




頭の整理がつかないまま教室に戻ってバッグを取りに行った。




そこまでは記憶あったんだけどどこの道を通ってきたのか、どの交通手段を使って帰ってきたのかも思い出せない。




こんなに混乱したのは初めてだ。