時代の壁を越えた愛

まあ私身だしなみはあまり気を使わない方なので10分もあれば食事を含む準備がすぐに終わりました。




そして自慢の足の速さで全力ダッシュ。




おおっと間に合うか!!間に合わないか!!間に合え!!





キーンコーンカーンコーン





優「セーフ!!」





先「アウトだ」





優「いでっ」





私のほんの少しあとに来た先生が一部始終を見てたみたいで教科書の角で叩かれた。





地味に痛いしこれは体罰ではないか?そんなことも考えたがそしたら昨日のあれは体罰どころじゃないので止めておく。





先「クラス替え初日から遅れるなんていい度胸してんな」





優「まあまあ。そんな細かいこと気にしてたらはげますよー」





先「...次のテスト全教科赤点にすっぞ」






優「ちょ!!私から勉強とったら何も無いじゃないですか!!」





先「まあお前この学校初の満点合格だもんな」





この先生の一言でクラスのみんながざわつき始めた。





『この学校のテスト難しかったよね...?』『確か運動もできたはず...』『え、そんなに優秀なのにこのクラス...?』とかなんとか聞こえてくる。





みんなひどい!!小声で言ってるけど聞こえてるからね!!






先「今回は多目に見るが次はないぞ」





なにこのイケメン担任ー。厳しい。




いやイケメンってことに喜んでるわけじゃないよ?




まあ確かに昨日までの担任よりはいいけどそんなに喜んでるわけじゃないからね?





踊り出すくらい喜んでなんかないからね?





...ツンデレって難しい。