「優香時間大丈夫なの?」




優「え!?やば!!」




今日は高校の入学式。




だけど寝坊して遅刻しそう。




「もー高校ではちゃんと女の子らしくしなさいよ?」




優「はいはい!わかってるって!」




私のお母さんは心配症で友達ができるか不安がってる。




別に私は友達がいなくてもやってけるけど欲しいっちゃ欲しいよね!




「お母さんは心配症だなぁ。こんなにかわいい優香に友達ができないわけがないだろ?」




お父さんは娘大好き。




どんなに反抗してもずっとあんな調子だから反抗する気も失せる。




こんなどこにでもいるような家族だけど私は大好きだ。




でも何か物足りない。お母さんは心配症してるけど別に中学校の頃は友達が多かったほうだし普通に彼氏もいた。




運動も勉強もできた。顔も褒められてた。





だけど何かが足りない。




今まで諦めてたけど高校でそのモヤモヤがなくなることを期待してる。