総「あ、もういい?」




優「うん。でも総司は?」




総「朝餉の前に少しやったから大丈夫だよ」





第一印象最悪だなんて言ってすいませんでした。




すごい努力家だったんですね。




総「じゃあ一君審判頼むよ」




斎「あぁ。...始め!」





総「...来ないの?じゃあ僕からいくね?」





総司の攻撃は1つ1つが重いけどそれを感じさせないほど動きが俊敏。




これは長くやってたら圧倒的にこっちが不利だ。




でも私はあれが見たいからまだ粘り続ける。





総「もうこれで終わりにしよう」




きた。私が待ち望んでいたかの有名な三段突きの構えになった。




1度しか突いてないように見えないのに実際は3度もついてるという沖田総司の有名な必殺技?を体験してみたかった。




...カラン




総「...ははっ」




斎「勝者花形優太」




優「ありがとうございました」




最後の礼も忘れない。これはマナーだからちゃんとしないとね。




三段突きは正直すごかったけど動体視力をフル稼働させれば防げるね。





総「三段突きを止められるなんて思わなかったよ」





斎「俺は仲間に三段突きをやったことに驚きだ」





総「だってぇ負けたくなかったしぃ。まぁ負けちゃったけどね」





あ、普段はやらないんだ。でもやる前に勝っちゃいそうだもんね。なんか納得。





斎「花形今度俺の相手も頼む」





優「いいけどどうせ仮の名前なんだから優太って呼んでよ」





総「そういえば本当の名前って何なの?」





優「んー内緒」





本当の名前も私が未来から来たこともその理由もしばらく話す気なんてない。




なにがあるかわかんないからね。





優「じゃあもう少しで稽古始まっちゃうだろうし土方さんの所に戻るね!じゃ!」





なんとなく走りたくて土方さんの所までダッシュしてみた。