土「で、なんでまたここに入りたいと思ったんだ?」




今ここで本当の理由を話してしまうと未来から来たこともバレるからなぁ。




でもどうせバレるよなぁ。




めんどくさいから嘘つこう。バレたらバレたでその時考えよう。





優「実は子供の頃俺の母が襲われかけた時あなた達新撰組に助けてもらったんです。それを知ったときそうやって誰かを守る存在になりたいと思いました」





これは半分嘘で半分本当。




私が子供の頃新撰組はいなかったから助けてもらったなんて嘘。




でも誰かを守りたいって言うのは本当。




我ながら素晴らしい理由だよ。





土「全く思い当たる節がねぇがまぁ総司とかそこら辺のやつがやったんだろうな。



で?どうする?近藤さん」




なんか2人で話し合いを始めたので私はこっそり魔法を使ってある物を探した。




ちょっと今後のためにね?




土「おい。何やってるお前」




優「え?何ってここに座って呼吸してます」




土「そんなことはわかってるわ!!お前今何かしなかったか?」




もしかして魔法のこと?




魔法を使うと多少魔力が放出されるがそれはレベルの低い魔法ほど少なくなり感じにくくなる。




今私が使ったのは初級の魔法だからほとんどの人が感じないはず。




しかも魔法を使える人ならまだしもただの一般人が気づくなんてかなりの才能を持っている。




それか私なんか怪しい行動してたかな気づかないうちに。




前者だとこれからここに入った時魔法を使いにくくなるし後者だと私のイメージがなぁ...





優「気のせいですよきっと。外の景色を見てただけですから」





土「そうか...。それよりお前の入隊を認める。それに伴ってお前の実力を知りたい」





優「あ、じゃあ勝負します?土方さん」





なんで名前を知っているか聞かれたら私はドヤ顔で答えることができる。





その理由というは藤堂平助が言っていたから。