先「ルールは攻撃を1回でも受けたら負けでいいか?」





優「いいですよ」




先生はなるべく生徒を傷つけないようにという配慮でそのルールにしたんだろう。




まあそのほうが早く終わるしありがたいんだけど。





先「じゃあ...始めよう」





ピーッ





会場いっぱいに始まりの合図の音が鳴り響く。






真剣勝負の始まりだ。





優「じゃあ先手必勝ってことで!」





ドンッ





結構レベルの高い魔法を使ったんだけどどうかな。





先「チッ...いきなり上級魔法を使ってくるなんてな...」






これは当たると意識不明になるくらいの威力のまあ爆弾みたいなものなんだけど防ぐなんてすごいよ先生。





さすが学校1って言われるだけあるよね。





先「生徒に本気出す予定なんてなかったんだがそんなこと言ってたら死んじまうな」





優「やだぁ先生ったらー。せいぜい意識不明ですから安心してください」





先「くっそ。本当に腹黒い性格してんな」





あら、先生に言われたくないわぁ。





こっちも色々準備があるからね。





優「早めに終わらせたいんです」





今度は威力は弱いけど大量に攻撃できる魔法で氷を降らせるというものだ。





今回の戦いのルールにピッタリな魔法。





先「先生をなめてもらっちゃあ困るな」





優「氷すべて溶かしてしまうなんて流石です先生」





先「ちょっと暑いがな」





まあそりゃあ火山を作って噴火させるなんて暑いに決まってるよね!




優「まさか避難訓練用の火山を攻撃&防御用として使うだなんて先生あったまいー!」




先「そりゃどーも」




優「でも私もう終わらせたいからさ...?ごめんね先生」





私が昨日覚えた中で1番威力の強い神級の魔法を使う。





まともに当たったら死ぬけどせいぜいなるとしたら意識不明くらいだろうなってくらい威力を抑えたからまあ大丈夫だろう。





でも先生に攻撃は当たったが意識不明にはならなかった。




怪我しちゃったけど。